2005年10月29日

許さん!カエル

今日は土曜日、妻は午後から友人を何人か家に連れてきて、茶を飲んだりお菓子を食べたりしながら、キーキー騒いでおりました。
何を話して盛り上がっているのはわかりませんが、よくもこれほど笑える種があるなあと感心するほど笑い声が絶えません。若い女性の笑い声であれば、それなりにこちらも心ときめくのですが、酒やけした蛙の合唱を聞いているのはとても耐えられません。
私はいる場所が当然ありませんので、冬物と夏物衣料がごちゃごちゃに吊るされた“物置”兼私の城でヘッドホンで音楽を聴きながら本を読んで時間を過ごしました。

19時。
もうそろそろ私の腹のことを思い出してくれてもいい頃かと思いつつ様子をうかがうと、静かになっています。
田んぼのガマガエルの鳴き声どころか、蚊の飛ぶ音も聞こえません。
いつのまにかみんなで出かけてしまったようです。

食卓の上には、近所のスーパー特製の「にぎりずし」がのっていました。その横には妻の手書きのメモが置いてあります。


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「みんなでご飯食べに行ってきます。呼んだけど返事なかったんで。これでよろしく」


まあこんなものです。
みんなでご飯を食べに行くときに私の様子をしっかり確かめて、一緒に行こうと誘い、さらに私が何を食べたいか聞く、くらいの気をきかしてくれればいいのに。
誘われても行く気はないのですが。
わざわざ近所のスーパーへ「にぎりずし」を買いに行く手間をかけるのなら、晩飯代でもポーンと置いておいてくれればよかったのに。ほんと気がききません。

その後しばらくたって、妻が一人で帰ってきました。


「ただいま」


「おかえり。みんなは?」


「ご飯食べて別れた」


「何たべたん?」


「すし」


(ほんま、わざとぶつけてるやろ!)


「ほう、それはそれは、えーこっちゃな」


「○○ちゃん(妻の友人。カエル1号)ほめてたでー、あんたのこと」


「なんて?(ほめられるなんて、めずらしい)」


「『あんたんとこのだんなって、おとなしいーなー』って。
『うちやったら、晩御飯にスーパーのすしなんか出したら怒り狂うわ』て」



「それ、ほめてんのか」


(今度○○がうちへきたらしめたる!)


posted by ガスダスト at 21:18 | Comment(6) | TrackBack(1) | 日記

ほめたらあかん

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「ただいま〜」


「おかえり〜。晩御飯食べる〜」


「食べるよ。今日は何?」


「鳥のから揚げ、牡蠣フライ、豆、その他」


(ちょっと突き放したような言い方やね)


「おっ、けっこう豪勢やな! その他に昨日の“さば”が含まれとるのがひっかかるけどね」


「昨日あんたがみんな食べへんからや、責任分担やで」


「えっ、そんなん三切れも食えるかいな。この“さば”完食せえへんと明日もでてくるわけ?」


「私は食べないんで、そうなりますわな」


「だんだん煮詰まって“そぼろ”になるで」


「日々ひとつのオカズが変化して飽きへんからよろしい」


「はあ? まあ、それはほかのオカズをいただいたあとでじっくり考えるとして、では本格的にいただきます」


「さっさとどうぞ」


「ん? この“から揚げと牡蠣フライ”いけるやん」


「そうかあ」


「から揚げはいつもとちょっと違うて、やわらかめで」


なぜか妻の表情は「浮かれて」いません。
好意的な感想を述べたのですが、いいかたがまずかったのでしょうか。
それとももっと感激してほしかったのでしょうか。
なぜか私のほめ方の問題ではなく、もっと根本的ななにかが間違っているような印象です。
どうもいやな展開が待ち受けているような気がしてきました。


「ん?なんか」


「そんなうまいか?」


「いや、そういわれると・・・なんで?」


「それ、あんたのオカンの差し入れや」」


「げっ!」


「いらんとはいえんしね。かわりにカクテキやっといたわ。喜んでたでえ、ほんま」


「ということは、このから揚げたちの乗ってる皿をのけると・・・ほう!いつもの質素な晩ご飯登場」


「なんや、その言い方は。どうせ、私のオカズは“しっそ”ですう。“ごうか”なオカズ食いたいなら実家でめし食ったらどうですか」


「なんでいきり立つわけ。飛躍しすぎちゃうか!」


「気に入らん!!」


「スイッチ入るの早すぎ!」


「いまから電話して明日の晩メシもオカンにつくってもらうか? どや?」


「・・・“さば”みんないただきます・・・」



“さば”おいしゅうございました。


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2005年10月27日

ゲンジツはキビシーィ!



久しぶりの我が家での晩御飯です。
出張でおいしいものを食べ続けたおかげで、目の前に並ぶオカズは新鮮かつ貧弱に見えます。
なつかしさよりは寂しさを感じます。
食卓の上の蛍光灯が少し暗くなったような気さえします。


メニューは
-------------------------------
さばのしょうゆ煮(込みすぎ)
くず野菜、いえいえ大根の煮物
ドライカレー少量
カクテキ(韓国土産)
-------------------------------
です。


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「なんかなあ、なんちゅうかなあ、ちょっとなあ」


「なにい、問題発生?」


(というか、目の前にありますわな)


「このさばって缶詰?」


「どーいう意味?」


「煮すぎちゃうか。牛肉の大和煮みたいやで」


「濃い味付けで、ご飯がすすみます」


(濃すぎ、のどか乾くわ)


「これは、ドライカレー?」


「そのとおり」


「量が少ないで、ご飯の上にのってないわけ?」


「そのとおり、ようわかるなあ」


(ええほうに予想を裏切ってほしいんやけどなあ)


「この大根のしっぽの煮込みは、さびしいでえ、ちょっと。肉みたいなもんも見えるけど小さすぎて何かようわからんし、牛肉かあ? 溶けてるでえ」


「オカズはさびしがらんでえ」


「食べてるわしがさびしいていうてんの」


「カクテキで我慢しとき」


「オイオイ、それはオマエのいうことちゃうやんか。この煮込みってひょっとして、わしの出張前に作ったんちゃうか?」


「そんなあほな、せいぜい三日まえや」


「かわらへんがな」


「あんたのいいたいことはよーわかりまっせ。出張でうまいもん食べて、その延長線上でうちのオカズをイメージしてんのやろ。甘いなあ、夢もったらあかんわ。現実をみまひょ、現実を」


(ウッ、うまいものを家で食いたいというささやかな夢ももてんのかな、わしは)



「あんた、何年サラリーマンやってんねん」


(あまりにもリアル)


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100年目の約束

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帰ってきました。
今回は便の都合で、ソウルのインチョン空港経由でした。
乗り継ぎの時間があったため、前回妻から言われていた「キムチ」のお土産を買いました。

「ほうら、キムチやで。大サービスでカクテキもつけたったで」


「わー、おいしそー」」


「天津甘栗的栗羊羹もあるでえ」


「なあなあ韓国でヨン様に会わんかった」


「あほ、会うわけないやろ!」


とてつもない希望的観測です。


posted by ガスダスト at 12:27 | Comment(7) | TrackBack(0) | 日記

2005年10月25日

火の鍋火の酒

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昨夜は深夜まで続く宴会、いえいえビジネスミーティングのため、ホテルに帰ってベットに腰掛けた途端眠ってしまいました。
昨夜の夕食は、辛いだしと辛くないだしがひとつになった鍋。鍋の真ん中が区切られて一度に二つの味が楽しめます。
羊や牛などの肉、魚貝類、野菜なんでもほうり込んで、胡麻だれや胡麻油のたれなどでいただきます。
辛いだしはカレーっぽい香りがします。
まあとにかく辛い。
食べたらすぐ頭のてっぺんから汗が噴き出します。
辛ら過ぎて次々連続で食べられないので、辛くないないだしのほうと交互に食べました。
中国の方はがんがん辛いのをいってました。
この辛さに追い打ちをかけるのが「白酒」。バイチュウというらしいです。アルコール度数50度。こちらの方はこれを小さなガラスのオチョコのようなもので注いだり注がれたりぐいぐいいきます。
私は三杯が限界でした。辛さと酒のおかげで大量に汗が噴出し少しは痩せたかな。
妻ならこの酒は一本平気でいっちゃいますね。酒では妻にかないません。
posted by ガスダスト at 11:42 | Comment(5) | TrackBack(2) | 日記

2005年10月24日

中国的餃子大王

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中国出張二日め。
本日の夕食は餃子専門店です。天津の開発区という工業地帯にできた町の中心地区にある「清花縁」というお店です。すぐ隣がショッピングセンターで日曜日の夜ということもあり多くの人でごった返していました。ケンタッキーフライドチキンやスターバックスもあります。

このお店は餃子のおいしいお店で、昨日の小龍包の延長線上ですが、いろんな種類がある皮と具と調理方法を組み合わせることができます。
日本でおなじみの焼き餃子は、薄く餃子のそこにできる「はね」が大きくきれいでした。いろんな種類を頼んだのですが、とうもろこしの皮にトマトと卵が入った焼き餃子が、ピザのようなテイストでおいしかったです。



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またここの名物(?)だと思うのですが、あらかじめ湯飲みに入った乾燥ハーブに、店員のおにいさんが、カンフー技の格で好細い口が1メートルくらいある漏斗のようなものを使ってお湯を入れてくれるパフォーマンスがありました。最初はものめずらしくて、ポーズが決まるとオッーって拍手していたのですが、何度もおかわりをしているうちに見ているほうは飽きてしまいほとんど無視するようになると、おにいさんの表情もこころなし寂しげに見えました。

ビール、老酒をがんがん飲んで、餃子3種、ジャガイモの炒め物、なにかよくわからないスープ(メニューは中国なのでよめませんが、写真が載っていました)、チャーハン、豆腐とねぎの和え物、ピリ辛ソースのかかったきゅうりのサラダのようなもの、卵豆腐の炒め物、その他忘れてしまいましたが二品ほどを7名でいただいて、なんと一人450円!
このコストパフォーマンス、コストの面では妻の料理といい勝負です。しかし明らかにパフォーマンスでは足元にもおよびません。



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あまりにお腹が一杯になったので、このまま寝てしまうと即座に体重増加につながるため、ホテルの周りを3周し消化促進を図りました。
妻も近所の奥さんと歩いているのでしょうか。ダイエットといいつつ家に帰り着いてほっと一息、風呂上りに缶ビールを飲み干しているのではないかと疑っています。

posted by ガスダスト at 00:20 | Comment(6) | TrackBack(1) | 日記

2005年10月22日

寒い夜のほかほか小龍包



中国出張一日目。
天津はもう寒いです。
夕方になると外ではコートなしではいられません。
そんな冷えた体を暖めてくれたのが天津の有名な小龍包のお店「狗不理 」です。
地元の中国のお客さんでいっぱいでした。
お店の名物である小龍包は、テレビでよく見る台湾の肉汁たっぷりのものと少し違い皮が厚めでサイズも少し大きいような気がします。中身はぎっしり詰まっていて、いくつかの種類をいただきましたが、どれもしっかりした味がついていて、4個も食べると満腹になります。


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ビジネス初日ということもあって、お酒は控えて菊の花のお茶と一緒にいただきました。もうひとつ初体験の料理が、卵豆腐のようなもののうえに、えびの入った卵白のあんかけがかかっているものです。名前はわかりません。黄色の卵豆腐が最初は「栗」のように見えましたが、白、黄色、赤の彩がきれいでした。


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というわけでいきなりうまいものを食べてしまい幸せ感に満ち溢れております。
いまごろ妻は何を食べているのだろうなどということは、小龍包を食べている最中はこれっぽっちも考えませんでした。
なぜかグルメレポートみたいですね。
posted by ガスダスト at 22:05 | Comment(5) | TrackBack(2) | 日記

2005年10月21日

出張前夜

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とりのから揚げ&ピーマン、紅芋のてんぷら


「なにあわてて食べてんの?」


「まだなあんにも出張の用意できてへんねん。早よ飯食うて準備せな」


「なんか手伝おか?」


「そやったらそのワイシャツアイロンかけてえな」


「アイロンはあかん。アイロンがけきらいなん知っとるやろ」


「はあー、手伝うたろていうから、お願いしてんねん」


「あかんわ、アイロンは。ノーアイロンの持ってき」


「数が足りんからアイロンかけるの。おまえ、何やったらできんねん?」


「ん〜ん」


「何で悩むねん」


しいて言えば、スイッチ押すのが好きやな。風呂沸かし機とか炊飯器とか、スイッチポン!これはやりまっせ」


まったく話になりません。冗談っぽく聞こえますが、真剣にいっているのです。


「わかった。アイロンのスイッチ入れて!」


「はいよ」

posted by ガスダスト at 23:59 | Comment(7) | TrackBack(0) | 日記

ローリング・ギョーザ



「おまえなあ、ほんまデリカシーちゅうもんが欠如しとんなあ」


「なんで?」


(その冷たい言い方からして・・・)


「この餃子、なんや! このレイアウト。おまえの食べたとこがきれーにスペースあいてるやんか。わしの餃子、端へ追いやられて肩身が狭そうやで」


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「そんなちっちゃいこと気にせんでもええやん」


(おまえのちっちゃいことはもうかなり積み重って、1メーターくらいになってんでえ)


「新しい皿にのせるとかさあ、せめて真ん中へよせとけ」


「皿二枚使うたら、二枚洗わなあかんねんでえ。一枚で済ましたほうが効率的やろ」


「効率イコール手抜きなの、おまえのは」


「うっさいなあ、わかったわ、ほら!]


「あっ、こら、菜ばしで弾くな!」


幸いにも出来てから時間がたった餃子は隣同士ががっちり手を組んでいて、皿から弾き飛ばされることはありませんでした。
ずりっと仕方なくといった感じで中央に移動しました。


「あぶな、食べモンをわしと同じように粗末に扱うなよ」


「ちょっとあんた、どさくさにまぎれてなにいうてんねん!」


エスカレートしそうなので、何事もなかったように話題をほかの方向へ振りました。


「おっ、そうそうまた土曜日から中国出張やねん」


「へえ〜」


(ほんま単純やねえ)


「あっさりしてんね。世の中の情勢からいうとやな、いま中国行くのは勇気いるねんで」


「へえ、なんで?」


「ウチ新聞とってへんかあ。せっかく月2千円か、そのくらい払ってんのやから、毎日読まんかい」


「お土産は餃子買うてきてもらおうかなあ」


まともな要望ですが、私が言ったことへの正しい反応とはいえませんが、まあいいでしょう。私もまともな答えが返ってくるとは思っていませんでしたので。
しかし前回の出張の際に餃子のお土産など見かけた憶えがありません。多分明日になれば妻は自分の言ったことなど忘れているので、また天津甘栗的羊羹でごまかそうと思います。
posted by ガスダスト at 00:53 | Comment(8) | TrackBack(1) | 日記

2005年10月19日

夜歩いてオカズをひろう


「ただいま〜」


「ただいま〜」


返事がありません。
テーブルの上には晩御飯が準備してありました。


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メニューは
------------------------
かぼちゃの煮物
ごぼうサラダ
タコのサラダ(ごまドレッシング)
焼き豚スライス
大きな豆の煮物
------------------------
です。
めずらしく、少量多品種です。
いつもの晩御飯とは趣が異なっています。


妻はどこへいったのでしょうか。
ひょっとして家出?
いえいえ、思い出しました。
近所の奥さんと一緒にナイトウオーキングへ出かけているのです
(ナイトサファリみたいですが)。
効果はまったく望めないと思うのですが、「ダイエット」というはるか高いところにある目標に向かって努力を始めたのです。
4,5日はトライが続いているようです。
ただもう少し日にちが経って寒くなってくると、多分止めてしまうと思います。
物置にはステップを踏み込む簡単な構造のくせに重量だけはあるダイエットマシンがホコリをかぶっています。
このマシンを購入したときも一週間ほどは、その姿を居間で見かけましたが、いつのまにか短い生涯を終えてしまいました。

そんなことを思い出しながらご飯をいただきました。
途中で妻が帰ってきました。


「あっ、お帰り。ご飯食べてる?」


「いただいてます。ようけオカズあるねえ」


「えっ、」


「なんでサラダがかぶってんの?」


「同じサラダでも方向性ちゃうやろ」


「焼き豚なんてめずらしやんか?」


「んっ、」


「えらい品目が多いねえ」


「あー」


「○○さん(近所の奥さん)にどれもうたん?」


「え〜わかる?」


「わからいでか。おまえのサラダはタコサラダやろ。タコ刺しのツマの千切り大根が敷いてあるがな。こんなん思いつくのおまえしかおらん!


「ジャストアイディアやんか」


「焼き豚ももらいもんやろ」


「なんでわかる?」


「ウチの包丁ではこんな薄う切れん!」


「するどい!」


「感心すな」


なんの役にも立たない会話がその後しばらく続きました。
今夜はいろいろバラエティに富んだオカズをいただくことができ近所の奥さんに感謝です。




posted by ガスダスト at 22:20 | Comment(10) | TrackBack(1) | 日記

2005年10月18日

悲しみの菱形レイアウト食卓


携帯にメールが届きました。


「きょう帰りが遅うなるんで、晩ご飯は外とかでテキトーに」


夕方まだ家に帰り着く前に届けば救いようはあったのですが、受け取ったのはもう帰宅した後でした。手遅れです。いまさら外出するのは面倒なので、何かないかと冷蔵庫をあさっていると妻が帰ってきました。
顔が赤いです。呑んできたようです。


「あっ、帰ってたん?ごめんごめん、遅うなって」


(なんで飲んでんねん!ということは当然飯も食うてるわな)


「メール打つのが遅いがな。いっつもわしにいうやんか、連絡は早めにて。早め早めの報連相が大事やで!」


「わかった、わかった。いま用意するがな」


(何出してくれるの?冷蔵庫の中なんもあらへんでえ)


「おまえ、何食うたん?」


「○×○×・・・」


「えっ、なんやてー?」


「なんでもええやんかあー、私の勝手やろ!」


「なんでおまえが強気やねん・・・」


チーン。チーン、チーンのレンジ三連発。
テーブルにご飯とオカズが並びました。


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---------------------------
ほうれん草のおひたし
肉じゃが(の残骸)
いかと里芋の煮物(の残骸)
---------------------------

昨夜、妻が食べた晩飯の残りを「さらって」「集めた」ということです。


「おい、おい、もう少しなんとかならんかあ」


「ないもんはなんともならんなあ、いくら私でも」


(さらに強気やん。まあ事実やから、なんともならんのはわかるけどおー)


「正直、ちょっときっついわー」


「まあ、こういう日もある」


まるでめったにないような言い方です。嘘はいけません。



posted by ガスダスト at 22:34 | Comment(5) | TrackBack(0) | 日記

2005年10月17日

妻の教育方針

帰宅途中の電車のなかで書いています。
今日は飲み会でした。
いつもは接待するほうなのですが、今日はされる側でした。
おいしい生ビールと日頃たべなれない飛騨牛の鉄板焼きとかがでてきて、思わずニタリと笑ってしまい気味悪がられましたか゛、適当にいなしてせっせといただきました。

「うまいですか」


(あったりまえのこと聞くな。時間が惜しい。至福の一時を邪魔せんといて)


「あれですよねえ(仕事の話題)」


「(返答適当)」


今日の飲み会は事前に妻へはネゴシエーションずみなので何の気兼ねもなく楽しめます。


「これを機会に(仕事の話)」

それはもうこういう機会を設けていただけるのであれば、ビジネスしまっせえー。
とても扱いやすい単純なサラリーマンですね、私は。
これも日頃妻の晩飯による教育の結果です。
・・・ん?
私ではなく妻がビジネスしてるということ?
posted by ガスダスト at 23:45 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

2005年10月16日

不気味な夜が続く

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本日の晩御飯は
--------------
鶏肉のから揚げ
肉じゃが
大根の味噌汁
--------------
です。


昨日といい、今日といい少しおかしいです。
出てくるものがまともすぎます。いくら時間があるとはいえ普通に作っていて
こんな普通のオカズが出来るわけがありません。


「なんか調子わるいんか?」


「別に風邪もひいてへんでえー」


「そうかあ」


「どこか調子悪そうにみえるかあ?」


「体に問題なかったら、ここの調子はどや?」


「ここて、アタマかあ? 私頭痛持ちとちゃうし」


「アタマ痛と違うてやなあ」


「はあー、何がいいたいねん。私のあたまんなかがどうかなってるか、ちゅうことか!」

「まあまあ、なんでかちゅうとやな、ここ最近の晩飯がやな、ひじょーにまともやねん。普通の家庭の夕食と変わらへん。これはおかしい。なんかあるに違いない」


「あほかいな、なんもあらへん。いつものように心を込めてやな、作ってるだけや。プップッ・・・」


「自分でいうて笑うな」


「あほっ、ふつうやんけ、なんの仕掛けもあらへんがな」


「どっかでもうてきたんか?」


「あんた、私が作ってんの見てたやろ」


「おまえ、隠れて料理学校とか行ってへんか?」


「いつ行く暇があんねん」


「本読んで勉強してんのか」


「そんな暇ありまへん」


「そやったら何でと思う?」


「知らんがなあ。いつまでもしょうもないことしゃべってると冷めまっせ」


おっしゃるとおりなのでいただきました。
から揚げは、まわりがパリッと揚っていて濃い目の味付けが、自分好みです。
肉じゃがはジャガイモがほくほくしていて、味付けは薄めですが牛肉の旨みとバランスが取れています。
この二つのオカズで白いご飯が進みます。


「うまいなあ、これ」


「あったりまえや」


残りは味噌汁です。
ひとくちすすってみました。
うまい!とはいえません。
味がないのです。
まるで茶色の色が付いたお湯です。少し大根の「だし」が出ていますが。
これには思わず笑ってしまいました。
完璧なものがそう簡単にできるわけがありません。
妻らしいです。


「ヒヒヒッ」


「なにがおかしいねん」


「この味噌汁なあ、ヒヒヒッ、ハハハッ・・」

posted by ガスダスト at 21:36 | Comment(6) | TrackBack(4) | 日記

2005年10月15日

沈んだ夕食


昨夜は仕事が終わったあと、同僚、部下と飲みに出かけ昔ばなしと上司の悪口をビールのゲップと一緒に吐き出し、深夜まで騒ぎ続けました。
帰ってきたのは当然深夜で、妻は寝ておりました。
間の悪いことに、というか自分が忘れていたのですが、夕方飲みに行くので晩飯はいらないという連絡をしなかったため、テーブルには「鯛の刺身」がのっておりました。
かなり酔っ払っていたので、とても食べる気にはなりませんでしたが、このまま冷蔵庫に入れてしまうと、明朝「なぜ鯛の刺身が冷蔵庫に残っているのか?」という疑問から最終的に私の連絡ミスに妻が腹を立てることは明白なので、「鯛の刺身」をいただいてから寝ました。



今日は休日です。
時間がたっぷりありました。
妻は夕方からせっせと晩飯の準備をしておりました。
出来上がったのは、


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大根とちくわの煮物
ほうれん草のおひたし
ピーマンの肉詰め
あおさのお吸い物

です。

上出来の部類です。
久しぶりのまともな自宅での夕食です。


「なんか普通の晩飯って感じ」


「そうかあ」


会話が止まってしまいます。
ひと味もふた味も落ちるいつもの晩飯だと、食事中の会話が途切れることなどないのですが、これ以上進みません。
あらためて妻の晩飯の持つある種独特の「力」を思い知らされました。

話題提供能力に長けた珍しい晩飯なのですね。

posted by ガスダスト at 21:08 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記

2005年10月13日

「ながら」料理


昨夜とは違って数は少ないものの量の多さで勝っている晩御飯です。
鶏肉を酢としょう油で甘酸っぱく煮たものと
豆腐とかねぎとか豚肉とかえのきとか、いろんなものがはいったスープ(?)
です
鶏肉の料理はいままでに何度出てきたことでしょう。
出演ランキングではかなり上位にはいっているのではないでしょうか。。
もう一品のスープ(?)は一般的には豚汁と呼ばれているものではないかと思いますが、断言できません。


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「これってとん汁?」


「いやーどうやろ」


「どうやろて、作ってるときに何を作ってるとか意識せーへんの?」


「ふつーはするよ」


「これは、『ふつー』とちゃうということか?」


「それ作ってるときは友達と電話してたんや。そやから最初は水炊きっぽく始めたんやけど、そのうち話するほうに意識が傾いてやなあ、何をつくってるかは、どーでもえーというか、考える余裕がなかったというか」


「まあ、特に奇抜な味とちゃうでええけどな。子供んときいわれたやろ、『ながら勉強は身につかん』て。テレビ見ながらとか、ラジオ聞きながら勉強しても、なーんも頭入らへんて」


「話しながらでも、けっこういけてるもんつくれんのやから、たいしたもんや」


「おまえ、自分で自分をほめるの得意やねえ。
わしはそんなこというてへん!一つのことに集中せー、そうせんと一所懸命やってもあかんもんが、よけいあかんようになる、ってことよ」


「説教好きやなあ、あんたは。そやけどあんたの話はわかるようでわからんで『いやや』。とにかく早よう食べてや」


なにかいまひとつ正体のわからないスープのようなものは普通の味でしたし、鶏肉の甘酢っぱい煮込みの数作ってるだけあって外れておりませんでした。


食事が終わる頃でした。

「ピロロロロ〜」

電話がかかってきました。
妻の友達です。
なんの話かわかりませんが大声で笑っております。
妻は話をしながらお茶を入れようとしておりましたが、ポットのお湯の出る口の下に直接湯飲みを置いて、ジャーと白湯を入れています。
急須に入れるべきなのですが間違っています。
妻は大笑いを続けたまま、白湯の入った湯飲みを私のほうへ運んできました。

「ながら」はいけません。
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センスで決めようチームワーク?


今晩のオカズです。


  いわしのしょうが醤油煮
  ・・・いわしのサイズがワカサギくらいで、5匹くらいありました。

  マカロニサラダ

  じゃこおろし
  ・・・大根おろし多め。

  チンジャオロースー
  ・・・ピーマンの替わりに青ねぎを使用。色めは合っていますが。

  山芋短冊
  ・・・切ったまんまにしょう油がたらり。


このような取り合わせでした。
写真は撮りませんでした。
いろんなオカズが大小さまざまな器で並んでいて、全体で見るとまとまりがなく写真で見せると精神面でバランスが崩れてしまう恐れを感じたからです。

街の食堂で、お客さんが勝手に陳列してあるオカズを自由にとって食べる、というところがあるともいますが、そこへ行って何も考えず端から順番にオカズをチョイスしたみたいな組み合わせです。

晩御飯のオカズとして、チームワークがなっていません。
本来お互いに引き立てあって、オカズそれぞれが手を取り合って全員で夕食を盛り上げなければならないのですが、みんな勝手に違う方向を向いています。
ただでさえ、オカズ一人一人の実力が幼稚園児並みなのに、みんなが協力しないのですから、それはもう勝負をする資格さえないのです。

何が悪いのでしょう。
そうです、チームの監督、すなわち妻です。


「ほんまセンスが感じられんわ」


「センス?なんやそれ」


「料理づくりのセンス。盛り付けのセンス。その他いろいろのセンスや」


「なんであんたのご飯ごときに、私の大事なセンス使わないかんの?」

(それは言い過ぎやでー。あんまりとちゃうか・・・)





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2005年10月12日

目覚めた獅子の前の子羊

昨夜の顛末です。
妻は帰ってくるなり、私がなにも言う間もなく自分で冷蔵庫を空け、さっさと肉まんをレンジであたため食べてしまいました。
内心どー言おうかあれやこれや悩んでいたのですが、こういうことにありがちな「なにもおこらない」結末でした。


最近仕事で帰宅が遅くなることが多く、本日も家に着いたのは11時過ぎでした。
妻はもう寝ておりました。
今日は仕事で疲れたのでしょう(最上級の好意的な解釈ですが)
なんの伝言もなく、テーブルにはラップをかけた皿がひとつぽつんとのっておりました。それがこの写真です。


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餃子ひとつ。
ようく見ないとなにかわからない目玉焼き。
鶏肉の照り焼きキャベツときゅうりの上にのせ。

なんの脈絡もない取り合わせのメニューがワンディッシュ状態です。
口を酸っぱくして何度も言いますが、見た目も料理の重要な要素です。
腹をすかして疲れて帰ってきて、この皿の上にのっているものを見ると、ため息とともに涙がこぼれそうです。

いえいえたったひとつの餃子にもワケがあったのでしょう。
つぶれた目玉焼きにもワケがあったのでしょう。
鶏肉の下で押しつぶされたキャベツがみんな長さ2cmくらいなのにもワケがあるに違いありません。
しかし、もうすこしましにはならないのでしょうか。
なんでやねん!(と叫びたくなりました)


おっと妻が起きてきました。


「あっ、おかえり。きょうは疲れたで先寝たわ。ごはん食べてる?」


「おー、これかあ」(少し挑戦的口調です)


「それやけど、なんか?」


妻は起床直後は非常に機嫌が悪く、普通のあたりさわりのない挨拶のような言葉にも裏の裏を勘違いして読むため、なにをいっても怒りに結びついてしまうのです。


「えー、それがどうしたんや?」


「いや〜、別に・・・いただいてます」


晩飯についての私の怒りがいくら大きくても、寝起きの妻とでは勝負になりません。


「おやすみ〜。明日ちょっと遅出やからゆっくり寝ててもえーよー」
(情けなあ〜)



posted by ガスダスト at 00:26 | Comment(5) | TrackBack(3) | 日記

2005年10月10日

手作りの味、わしの味

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今日は連休の最終日。
夕方から妻は出かけており、いつ帰ってくるかわかりません。
晩飯をどうしろ、という指示もないので、またしても自分で作ることに決めました。
買い物には行かずに冷蔵庫の中にあるものでメニューを考え作りました。

大根と椎茸の煮込み、肉味噌かけ
じゃがいもの細切り炒め(シンプルな塩味)
ニラ入り玉子焼き

以上三品です。


ここまでやってしまうと、妻に申し訳ないというか、勝負になりませんね。
まあ、勝負する気もないのですが。


肉味噌は濃厚な味で、薄味で煮た柔らかい大根と歯ごたえの残っている椎茸と非常に相性がいいです。
じゃがいもの炒め物は塩味だけですが、最後になべに回しかけたごま油の香りが食欲をそそります。
ニラたっぷりの玉子焼きは格好は悪いですが、すこし甘みを強くしてありニラの香りとマッチしています。
しっかりと味わっていただきました。
なんとおいしいのでしょう!
ウマイ!


妻は多分外で食事をしてくるので、じゃがいも一片残さずいただきました。
先日の過ちを繰り返さないためにも、後片付けもしっかりやりました。


いま私は食後のコーヒーを飲みながら、この文章を書いています。
書きながら、なぜかしっくりきません。
小さな引っ掛かりが頭の隅にあり、それが気になっています。
それは何か?
一人で晩御飯を食べることが今ひとつしっくりこないのです。
ご飯はおいしい。これは満足しています。
しかし、足りないのです。
グーッと腹の底から湧き上がる「怒り」が一緒でないからです。
妻のつくる晩飯を妻と一緒に食べながら、「まずい」だの「なんとかせーよー」だの文句をいいつつ食べることが当たり前なので、物足りません。
私の「怒り」を調味料にしてしまう妻、侮りがたし!


電話です。


「これから帰るわ」


「ご飯たべたよな(確認です)」


「食べてへんよー。なんか作っといて」


「えー、そんなん・・・(プチ)」


電話は切れてしまいました。
フライパンや食器はすべてきれいに洗ったので、もう料理をする気力はありません。
それより前に肝心の食材がほとんど残っていません。
日頃の仕返しに「食パン」でも焼いてやろうか、と思いましたが、冷蔵庫に「肉まん」がありました。


「肉まんで我慢しとき!」といってやります(と努力します)。

posted by ガスダスト at 19:35 | Comment(7) | TrackBack(0) | 日記

2005年10月09日

報復の夜にさんまに香り

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本日の晩御飯は旬の「さんまの塩焼き」と「小松菜と油揚げの煮物」です。
さんまは頭を落としてから焼いたようです。
レンジの魚焼き機にはいる寸法いっぱいだったのでしょう。
いつも上半身しかもらえなかったので、ほぼ(頭はありませんが)全身をもらえて少しうれしいのが本音です。


「さんまてさあ、焼いた後のレンジの掃除が面倒やねん」


(うまいもん食べるには、それ相応の苦労がいるわな)


「おい食べる前から片付ける話かいな」


「それ考えるとさんまもおいしないねん」


(おいおい、伏線はってんのかいな)


「想像力の働く方向が下むいてんねん、おまえは」


「あんたが片付けてくれるんやったら、すんごくおいしく食べられるんやけどなあ」


(ストレートやなあ、はんぶん命令口調やんけ)


「それまた方向間違ってるでえ。レンジの掃除をしながらやな、この苦労あってこそおいしいさんまが食べられる、と感謝せな」


「誰に感謝すんねん?」


「・・・そらやなあ」


「わかった、感謝するわ、あんたに!」


(わしにやれっていうこと?)


「あかん、あかん、おまえの感謝は一瞬だけや。まったく長続きせえへん。
最近は給料日も感謝せえへんやんけ。年二回のボーナスの日だけや!」


「わかった、そこまでいうのやったら、感謝しまへん! レンジ掃除しなはれ!」


「命令か?」


「きのうの晩の餃子の皮がこびりついたフライパンは私がきれーにあらいました。
今日はあんたの番です! 
言い訳は通じまへん!



「うっ・・・(詰めが甘かったかあ)」


posted by ガスダスト at 21:29 | Comment(8) | TrackBack(2) | 日記

2005年10月08日

餃子大王登場

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今日は餃子です。
具は豚肉、白菜、にら、ねぎ、しょうがです。
具自体は塩、ごま油、酒でシンプルに味付けされています。

ウマイです。
久しぶりです、こんなウマイ餃子は。
底がこんがりと焼け、皮はパリッと中の具はジューシー。
酢を多めに入れたしょう油だれにつけて一口で頬張り歯で噛み切ると、うまみたっぷりの肉汁がジンワリと広がります。
このオカズだと白いご飯がすすみます。


「ウマイ! ほんとウマイなあ、この餃子。プロ顔負け!」


・・・・リアクションがありません。
そうです。妻はいないのです。
餃子は私がつくったのです。

朝起きてみるとテーブルの上に、新聞広告の裏にマジックで書かれたメモが残っていました。


「今日は仕事でおそなるんで、冷蔵庫のミンチを活用すること」


妻の伝言に従ったわけです。
32個の餃子(餃子の皮、袋二つ分)完食です。
・・・・残しておいて妻に食べさせつもりだったのですが、あんまりおいしかったので忘れてしまいました。
posted by ガスダスト at 19:49 | Comment(9) | TrackBack(0) | 日記

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